変化の激しい現代社会、過去の安定成長を続けていた時代を異なり、右肩上がりを維持し続けることは極めて困難です。
そういう意味では、原価管理も重要な一つですが、各事業セグメントや製品・サービスにおける限界利益の把握・計画と乖離があった場合の迅速な見直しと次のアクションプランへの移行が求められます。
少し古い話ですが、2003年の東証一部上場企業を対象に行った調査で限界利益の1%が変わるだけで営業利益の何%に影響したか、おわかりになりますでしょうか?

実に約10%の影響があったという著名コンサルティング企業のデータが残っています。
話を現在に戻しますと、2003年当時より、変化のスピードも幅も大きくなってきており、ビジネスフィールドもリアルなものからバーチャルなもの、そしてグローバルなものへと変容しています。
そういう意味では、限界利益に紐づく、各プロセスや要素を一気通貫で管理し、期の途中で予算計画を見直す場合の限界利益シミュレーションを行える仕組み作りが現場にも管理・企画部門にも、求められます。

つまり、販売価格 ・ 販売数量 ・ 変動費 ・ 固定費の把握と、その構成要素を一元管理できる仕組みと計画を見直すのであれば、以下のようなシナリオとシミュレーションが出来るようにしておく必要があります。
➡ 販売数量をどのくらい、いつまでに増やさなければならないか?
➡ その場合の施策や増加コストは?
➡ リスクは? 実現可能性は?
などを精神論だけでなく、理論的にデータを用いて検討できるようにするということです。
「Attack Board」では、社内の各システムからデータを収集し、蓄積し、データベースとExcelを用いて限界利益の分析を 行える仕組みを作ることが可能です。